相続税の税率アップ

優勢者の責務の自覚と公共への貢献心が富裕層に欠如している問題が、社会保障システムの解体や国民内部の鬱積した怒りや閉塞に通じている観がある。
相続税の税率を上げて、一代限りの栄耀栄華であれば上り詰められるだけ上り詰めてよいと思う。その代わりに、自らの力に見合った責務を負えばよい だけだからである。最大限の公共への貢献をして、現代の貴族としての責任を自発的に果たそうとするような社会的成功者の増大は好ましいことである。

相続税の税率アップと高等教育の原則無料化の政策と合わせれば、昨今問題視されている経済格差社会の固定化としての階級社会が出現するリスクはか なり低くなるだろう。親に金銭がなくても、子どもに意欲と向学心があれば、富裕層と同じ水準の教育が受けられ上層の職業への門戸が開かれてさえいれば、悪 しき意味での格差社会の固定はあり得ないからである。

ポーズとしての構造改革は中途半端な痛みを国民に強いるだけで、本質的な解決にはまるで至らない、何故、本気で行政構造改革と社会保障政策の抜本 的充実に踏み出さないのか?